睡眠も気持ちの切り替えに影響する

気持ちを切り替えるには睡眠が大事

気持ちを切り替えるには睡眠が大事

気持ちを切り替えるためには、質の高い睡眠が求められます。その理由や詳しいメカニズムを見ていきましょう。

睡眠不足は危険

睡眠は疲労を回復するために必要不可欠です。睡眠を取らないでいると、脳の機能が低下するだけでなくストレスも大きくなり、仕事に支障が出ます。脳と身体を睡眠によって十分に回復することで、本来のパフォーマンスを発揮できます。睡眠が足りなければ自律神経やホルモンバランスが乱れ、必ず何らかの不調が起こります。

睡眠は深さが重要

睡眠の質は長さよりも深さがカギになります。大きく分けてレム睡眠とノンレム睡眠の2つがあり、約90分周期で交互に繰り返して1回の睡眠を作り上げます。睡眠時間が多少短くても、眠りが深ければある程度の疲労は回復できます。レム睡眠は脳が起きていますが、身体はリラックスしている状態です。逆にノンレム睡眠は、身体ではなく脳の方が休んでいる状態です。2つの睡眠が交互に訪れ、脳と身体の疲労を回復していきます。

睡眠のコツ

睡眠と覚醒は体内の生体リズムに左右されます。ここに異常があると不眠に陥るので、質の高い睡眠を取るためには生体リズムを整える必要があります。生体リズムを整えるポイントとしてまず挙げられるのが、休日は寝過ぎないようにすることです。看護師は忙しく夜勤などもあるので、休日はつい寝過ぎる傾向にあります。しかし、そこで生体リズムが崩れると出勤日の目覚めが悪くなり、疲労が取れず気持ちの切り替えもできなくなります。できる限り、休日と平日の睡眠時間を揃えるようにしてください。
また、満腹の状態で寝ないようにしましょう。特に、夜遅くに帰宅して食事を摂り、満腹のまま寝てしまうのは危険です。加えて、寝る前のカフェインやアルコールは控えてください。カフェインは覚醒作用があるので寝られなくなります。アルコールは眠りを浅くする作用があるので、翌日に影響が出てしまいます。
睡眠を促すホルモンの1種であるメラトニンは部屋の明るさに関係しています。暗い状態になるとメラトニンが分泌されて眠気が訪れるようになりますが、朝すっきり目覚めるためには光を浴びなければなりません。そのため、起床後はカーテンを開けて、太陽の光を全身に浴びるようにしましょう。また、朝食を食べてエネルギーを補給し、その日の活動に備えることも大切です。

まとめ

以上が、睡眠の重要性や詳しいメカニズムです。質の高い睡眠を取るために、寝具を工夫するのもおすすめです。使用する布団は自然な寝姿勢を確保できる固さのものを選びましょう。枕は低くて柔らかめのタイプが寝やすいとされていますが、好みもあるので自分に合ったものを選んでください。

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